今年も「茶王特等賞」をGET!いたしました

(2001.6.福建省・安渓 電脳茶師)


アモイにて初めて林さん(甥の玉輝氏)に逢ったのが、忘れもしないクリスマスでした。今回も福建省のアモイから安渓まで車で案内してくれました。大感謝です。今では店長アマノッチとは大の仲良し〜♪品質の優れた鉄観音は、高地で、日当たりも良く、また霧の立ち込めるような特別な環境の中でのみ育成されます。天と地と、そして人の和が統一されてはじめて、本当に美味しいお茶が採れるのだ!茶王獲得に導いた林家の風水に恵まれた鉄観音の緑色生態茶園。山の斜面を利用して造った茶畑が鮮やかな緑りのグラデーションを織りなし、豊かな田園風景が続きます。林家の茶師7代目が8代目林さんに先祖林家伝来の茶業とその技術を語り、茶畑にて観察を行う。技術を子孫に残していくことも大切な仕事!
    
林家は安渓全体の茶農家を育成することも大事な仕事の一つ。他の農家に赴き、技術指導などを手がけています。安渓は福建省の田舎町で、この茶業により支えられていると言っても過言ではないのです。林家第6代の茶師である、つまり林震源茶師の父親です。ナント!お年は102才です!長年、安渓の美味しいお茶を愛飲している為に身体健康、風彩も泰然としているんですって。手前が鉄観音の揉みこみを行う機械。そして奥にあるのが、熱で茶葉を乾燥させる機械です。鉄観音の揉み込みは特徴的で、布に包んで丸く揉みこみます。揉みこんで乾燥させて・・・。この作業を繰り返し、茶葉が丸くなります。全て手作業による茶葉作りは、薪を用いて燃料とし、炒青します。炒青とは別名殺青呼ばれ、酸化発酵を止める作業のことを言います。熱を加えることで茶葉の発酵を止めます。
    
乾燥作業が全て終わった烏龍茶が積み上げられ、山のような状態になっております。製茶場は得も言われぬ香りが広がっています。お茶を淹れたら沸き立つあの香りを超越した、スッゴイ良い香りです。是非教えたい香り〜♪高級鉄観音の品種選定は、全て手作業で行なっています。とても大変な作業です。茶摘、茶葉選定は女性の仕事。茶摘の時期には老若男女、一家総出で眠る間も無く、茶造りに専念します。ここは鉄観音の半製品加工区の一角、林家ではとても多くの鉄観音を作っているのですが、特級階級に選定されるのは、そのわずかな一部に過ぎないのです。林茶師は自ら加工したお茶を、心の宝としております。「お茶を友とする!」これこそが林茶師の人生最大の喜び。手に持っているのは生産量が少なく、商売路線に乗せられないコンテスト用のお茶。メチャウマでした(^m^)
    


珍夜特急  〜彩香の買い付け日記〜
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