鄭茶師が品評会で特等賞

(2001.12.台湾 電脳茶師)



鄭さんに会いに台湾へ
by目立ちたがりのアマノッチ
みなさん〜おはようございます!電脳茶師の天野ですっ!
今回の台湾出張が急遽決定した一つの理由はまず、お祝いしなくてはいけないことがあったからなんです!
なんと当店が茶葉を仕入れている阿里山のカリスマ茶師こと鄭添福茶師が、もっとも厳しいと言われている阿里山の烏龍茶の品評会で、特等賞(第一位)を受賞されたんです!!

それでは、インタビューに行ってきます!



阿里山の冬茶品評会で鄭茶師が特等賞を受賞!
まずは台湾の品評会についてご説明しましょう。
台湾・阿里山の品評会は、春と冬の年二回、3000〜4000程度の茶農家の方が参加します。自分がもっともおいしいと思っている茶葉を13kg用意して、鑑定士の方に評価してもらうんです。
ちなみに参加料は40万円もかかるので、みんな目がマジです!

そして鄭さんは2001年の12月に、強豪ひしめく阿里山の品評会で、見事グランプリの特等賞をGETされました!
僕が言うのもなんですが、現在阿里山は台湾でもっとも注目されている産地だけに、はっきり言ってすごいっス!
レコード大賞を受賞した浜崎あゆみさんもビックリ!?という感じ(^^;)



三度の飯より烏龍茶が好きな二人(^_^;)
アマ: 「鄭さんこんにちは!(^-^)特等賞受賞おめでとうございます!思わず日本からお祝いに駆けつけちゃいました♪毎年のように品評会で賞をとるなんて、すごいですよねー!」
鄭茶師: 「天野さんこんにちは!いつも日本の方に私の作った烏龍茶を紹介してくれてありがとう。僕がお茶を初めて作ったのは、確か八才の時。あれからずっと烏龍茶を作っているからねー。今でも烏龍茶が大好きで、三度の飯より、下手したらうちの奥さんより好きかもしれないよ!
今回の品評会でも多くの人に認めてもらって、やっぱりうれしいよ」
アマ: 「いやいや、好きな事で食べていけるってスゴイと思います。もう無敵ですよね!僕なんてあっちへフラフラこっちへフラフラ、酔っ払い状態ですから(^_^;)」 。



鄭さんが初めて品評会で賞受賞した時の写真なんと10代だという。当時からスーパールーキーとして大々的に新聞に掲載された
アマ: 「でもどうやったら、そんなにおいしい烏龍茶が作れるんですか?」
鄭茶師: 「見本とされる製造工程ってあるじゃないですか。何時間太陽にさらして、何時間茶葉を揉むとか・・・。でも、見本どおりに製茶をしたら、ほんとうにおいしい烏龍茶はできないよ。茶葉をよく観察し、茶葉の状態、温度、日の強さ、湿度、様々な様子を見ながら、それに合わせて作り方を変えていかないと。お茶は生き物だからね!」
アマ: 「教科書どおりにはいかないというわけですね〜。なるほど、子育てみたいですね」



嘉義縣阿里山郷農会のシールで封印された特等賞のパッケージ
アマ: 「あの〜、恐れ多いことなんですが・・・。その特等賞を受賞した茶葉って、もう残ってないんでしょうか??」
鄭茶師: 「もちろん。天野さんの為に300gだけとっておいたよ!他は全部品評会の時に売れちゃったから、300gだけですけど、いいですか?」
アマ: 「マジ?アーーーーッ!ヤッターヤッター!! 感動の嵐、嵐、嵐!」 烏龍茶の神さま(というより鄭さん)ありがとう(T_T)




珍夜特急  〜彩香の買い付け日記〜
2000年2001年2002年2003年インド編2004年2005年
2006年2007年2008年2009年2010年2011年2012年