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幻の鳳凰山へ!
(2002.8.広東省・鳳凰山 電脳茶師)
香港を朝早くに出発し、広東省のスワトウへ。
鳳凰単叢(ホウオウタンソウ)の仕入先の李さんとスワトウの空港で落ち合います。お昼を一緒に食べながら、鳳凰単叢(ほうおうたんそう)の茶葉の里、鳳凰山へ行きたいとおねだりをします。
鳳凰単叢というのは、フルーティーな香りがたまらない烏龍茶。鳳凰といえば、中国で龍と並ぶ伝説の動物である。その鳳凰の名前を冠しているのだから、ワクワクドキドキしてしまいます!
アマ
「
李さん、今日は鳳凰山まで行きたいんですが(~▽~@)」
李
「
夕方には山が霧に包まれるから、今日は止めた方がいいよ」
アマ
「今回は鳳凰単叢の茶樹を見るために来たんで、是非お願いしますっ」
李
「
今、高速道路が使えないんだ。下の道はとにかく交通事情が悪くてね」
アマ
「とにかくお願いしますよ。鳳凰単叢を色々と勉強したいし、ネットでも産地情報を紹介したいんです!」
李
「
う〜ん・・・。わかりました、そこまで言うなら行きましょう。専門のドライバーを呼びます。でも本当に、危険な目に遭っても知りませんよ?」
李さんが不親切かというと、そのような事は全くないんです。李さんは常に親切でジェントルマン、というか、メチャメチャいい人なんです!
中国の旅と商談に慣れてしまったせいか、僕はいつの間にか人の話を聞かず、あつかましい事を言うようになってしまったんですね。ちょっと反省・・・。
そしてこの後大変な事になろうとは、この時点で全く予想もできなかったのですっ。
というわけで、4時間かけて鳳凰山まで「レッツラゴー!(死語)」
車内で李さんの話を聞きます。
鳳凰単叢は岩茶と同じで、古い樹ほどおいしいお茶の葉が採れるのだそう。台湾の烏龍茶や鉄観音なんかに比べて、特別な環境が必要だから、生産量はとても少ないし、何百年も茶樹を育てるのは大変だとの事。
李さんの義理のお兄さんが2002年の6月、安徽省で行われた中国全土の茶葉品評会で、部門賞として「茶王」を獲得したことなどを教えてくれました。
李さん、鳳凰単叢だけではなく、中国各地の茶葉事情にかなり詳しいんです。
こっちの崖、なんか岩肌が新しいので、もしかして数日前にがけ崩れが・・・。(^ー^;
中国茶の話に話が弾む中、道はドンドン荒くなっていきます。なんだか知らないけど、途中の崖が崩れていたり、事故った車が倒れていたり。
事故というよりも、デコボコ道で車が横転した模様(^ー^;
・・・マジ!?
車の中はガタガタ揺れて、僕とラオバンは車の中でピョンピョン飛び跳ねてる状態。油断すると、天井に頭をぶつけます(^ー^; あれはマジ痛かった。。。
もう既に車が通るような道ではありません。車の幅と道幅があまり変わらない。こっ怖いよぅ。
さらに夕方になると道は霧に包まれ、当然運転できなくなります。
なるほど、李さんの心配していたのも頷ける。
鳳凰山、なるほど、伝説のような山である・・・。
って、のんきに頷いてる場合ではなくて、果たして僕は無事に帰って来れるのだろうか!?
珍夜特急 〜彩香の買い付け日記〜
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