その昔、都内の某老舗の茶芸館で、中国茶仲間に祁門(キーマン)紅茶を勧められ、そのおいしさに「なんというキーマンか!?」と驚いた事があります。
「これはキーマンの礼茶と言ってね、特別な人脈を通したレアモノだから、そう簡単には手に入らないよ!」
友人にそう言われて、諦めていたキーマンでした。
でも、前回の上海出張でこうして再会できるとは思っていませんでした。
いつも工芸茶を仕入れている福健省の王さんが、「上海へ行くんなら、汪さんに会いなさい。上海で一番お茶に詳しいのは汪さんだよ!」となぜか命令されました。でも、王さんのおせっかい加減、かなりいい感じです!
そこで色々調べてみたら、汪(ワン)さんは紅茶の商売を専業にしている人で、お茶問屋にいるとの事でした。
「上海でお茶に一番詳しい」というので緑茶の名人かな?なんて思っていましたが、意外や意外、紅茶の名人だそうです!