竹茶盤工場のこだわり

(2004.1.中国・宜興 電脳茶師)



竹茶盤の工場のマネージャー、張さん

竹茶盤の工場は上海からバスで約6時間!宜興(ぎこう)という田舎の街にあります。
「えっ、宜興って急須の産地じゃないの?」
なんて言われそうですが、竹茶盤の原料となる竹も宜興でとれるんです。そして彩香の竹茶盤の仕入先も宜興にあるんです。

今だからお話できるのですが、竹茶盤の仕入れには苦労してます!
例えば実際に仕入れてみて、日本で検品の為にお湯を入れてみたら、底からお湯がこぼれ出す・・・。これじゃ竹茶盤の意味無いじゃん!なんてスタッフ一同で怒っていたのが、今から2年も前の話です(^_^;

そんな理由から、宜興でも最高級の竹茶盤を作るメーカーから仕入れることにしました。仕入れ価格は現地相場の約2倍なのですが、品質は3倍のメーカーだと自負しております。
そしてなにより(?)、そこのマネージャーがカッコイイんですっ!! 最初、竹野内豊かと思っちゃいました!(言いすぎ?)




張さんとアマノッチ

アマ「いつも良い竹茶盤を作ってくれてありがとう。最初からこんなに上品質だったの?」
張さん「最初から技術だけは最高レベルだと自負してやってきたよ。お客様が増えてから良いモノを作るんじゃなくて、良いモノを作るからお客様が増えたのさ」
アマ「でも、せっかく茶壷の名産地・宜興(ぎこう)なんだから、茶壷も作れば良いのに!
トータルコーディネート!」
張さん「それは僕らにとって、絶対にやってはいけないことなんだ。僕らにとって一番大切な事、それをよ〜く見極めて専念すれば良いのさ!

目の前に色々な出来事やチャンスが現れるけど、そんなモノに浮気しているうちに、人生なんてあっという間に過ぎてしまうよ。たくさん生きるんじゃなくって、大事に大事に生きるって事が大事さ。
だから資金がある程度溜まった時に、僕は新しいビジネスを始めるんじゃなくて、もっと良いモノを作ろうと思って、宜興に真ッさらの土地を買った。そこで竹の育成から始めようと思ってね!

もったいないって思う人もいるかもしれないけど、選ぶっていうことは他を捨てることなんだ!」


会社の門はなんだか懐かしい、優しい感じの門です。

この工場の看板です!竹茶盤のロゴがかわいいです。

竹茶盤の原料となる竹です。竹の育成から製造までを手がけるこだわりっぷりが、高品質とリーズナブルさの両立を実現させています。

電動ノコギリで竹を裁断し、小さなパーツを作っていきます。小学校の図工を思い出しました。ここまで全て手作業でやります。製品に温かみがあるのが、手作りの素晴らしさです。

ヤスリで何度も何度も削っていきます。気の遠くなるような作業ですが、この加工をどれだけ入念にやるかで、製品の表面が輝きを持つか、スベスベになるかが決まってきます。

竹のパーツを結合させて、製品を作り上げます。この段階でズレがあると、水が漏れたりと大変な事になります。最後の検品業務も入念でした。



珍夜特急  〜彩香の買い付け日記〜
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