アモイの人々とお茶の『関係』

(2005.11.福建省・厦門 スタッフ鈴木)


こんにちは!中国茶王国「彩香」スタッフ 鈴木 です!
つい先日、忙しい店長アマノッチに代わりまして私が、中国 福建省は鉄観音の産地 安渓に行ってまいりました!

はじめての中国出張ということもあり、とってもどきどきしていたのですが、「彩香」の『鉄観音』や『蘭桂花』を作ってくれているカリスマ茶師 林震源 茶師の甥っ子さん方のご協力により、彼ら家族・親戚が、代々大事に育てている安渓のお茶畑へ連れて行ってもらったんです♪


今回の出張で私は「彩香」的中国茶販売員としての技量、つまり『あまのっちイズム』を身につけるべくお勉強も兼ね、仕入れ先のお茶畑を見学しに行ったわけです。
鉄観音の産地・安渓で生活する人々の様子や、弊店の仕入れ先の本店があるアモイの様子などからも、大変多くの発見がありました。
そして、その中で私が最初に驚き、感じたこと。それはアモイに暮らす『人々とお茶との関係』についてでした。

←安渓の民家から見えるお茶畑


カリスマ 林茶師 の甥っ子さん
シャオリン(左)とツーショット♪→

安渓を訪れるにあたり、私は数日間、安渓から車で数時間離れたアモイで過ごしました。

アモイに着いた初日は、仕入れ先のシャオリンに連れられ、街中をちょっと散歩。
アモイの気候はとってもあたたかく、11月も中旬なのに、日本の関東地方でいえば9月上旬ほどの陽気。
海沿いには台湾が見え、眺めもとっても良い♪


・・・すると
商店街のいたるところでこんなものを発見っ。

『あれ、道端でお茶会っすか?』

と、思わずこんな反応をしてしまった私。。。
そんな私を見てシャオリンは、

『やだな〜鈴木ちゃん、お茶会じゃないよ〜。ここの人たちはこんな風に、お茶を飲んでるんだよ。
これなら仕事の合間に、いつでもお茶が飲めていいでしょ?で、お店のお客さんとか、近所の人とかといつでもお茶を飲みながらお話ができちゃうってワケ 』



「中国の人々が中国茶を飲む」

これは、「日本人が日本茶を飲む」のと同じことだと思ってました。でも、違ったんです。

彼らにとっての中国茶は『空気』のようなもの。いつでも当たり前にあって、そして、なければならないものなんです。
もしかしたら、彼らが中国茶を飲むのに、理由はないかもしれません。

「ただ、そこに中国茶があるから飲む」

・・・どこかで聞いたような言葉ですが、そんな存在なのではないかと感じました。


↑アモイのホテルに用意されていたお茶のセット。
皆、普段から蓋碗と小さな茶杯で飲むんですよ!

↑アモイのホテルの窓から撮ってみました



珍夜特急  〜彩香の買い付け日記〜
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