鄭茶師がまた特等賞!

(2006.1.台湾 電脳茶師)



鄭茶師と特等賞の盾の前で写真をパシャリ!

鄭茶師が品評会でまたまた、特等賞(グランプリ)を獲得していたんです! しかも、2つの品評会で同時に特等賞受賞です!
包種茶作りの技術が認められての受賞で、品評会受賞茶は600g100万円で取引されたそうです。

早速、鄭茶師に会いに行って色々と質問してみました!

アマ「どうして、他の茶師よりもおいしいお茶が作れるの?」
鄭茶師「心を込めてお茶を作っているからね。僕の父親もお茶の農家なんだけど、父から、お茶作りは『心』だって教わったんだよ」
アマ「鄭茶師は何を考えて、お茶作りに挑戦しているの?」
鄭茶師「僕は父親に負けない茶師になりたいんだ。僕のお茶の工房は「老君子」っていうんだけど、父の名前が「老君」。つまり老君の子っていう意味なんだ。もっとチャレンジして、父よりもおいしいお茶を作れるようになりたい!まだまだ父には敵わないよ」



授賞式の模様です。鄭茶師にとっては何度目の特等賞になるでしょうか。

鄭茶師のお茶作りの技術は、間違いなく台湾でベスト3に入るでしょう。ただ、父親に教わったお茶作りの心を美化するあまり、現時点の自分の力を認めない傾向があります。

でも、彼の技術は既に父親よりも上だと親族の方はおっしゃっています。
彼にお茶作りの心を教えたお父さんも素晴らしいですが、その教えを実践し、結果を出している鄭茶師はもっとスゴイと思います!

鄭茶師に会うと、仕事は心でするものだと改めて気づかされます。
頭で考えた商品や文章は相手の頭に伝わるけど、心を込めた商品は、相手の心に伝わるものですよね!

新年早々、そんな大事なことに気付けた2006年は、さらに良い年になりそうです!



 
 
受賞パーティーで緊張しながらのスピーチです。お茶作りは心を込める事、そして、それがとても難しいことを話されています。
最近では若い茶師にお茶作りの為の心の持ち方を指導しています。
 
 
様々な新聞のトップ記事として掲載されました。
別の新聞にも掲載されました。笑顔が最高です!
 
 
鄭茶師は1つ1つのお茶に対して、技術でも、頭でもなく、心で立ち向かいます。その結果、鄭茶師のお茶に、にごり、苦味、渋み、雑念は出ないのです。
お茶について話をしている時は少年のような笑顔ですが、お茶作りの最中は真剣そのものなんです。



珍夜特急  〜彩香の買い付け日記〜
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