鄭茶師がニヤニヤしながら、倉庫の中からお茶を出してくれました。
鄭茶師 | 「アマノッチ、飲んでごらん♪何のお茶か分かるかな?」 |
アマ | ゴクゴク、「あっ、凍頂烏龍茶の焙煎ですか?」 |
鄭茶師 | 「ははっ、良く分かったね。そのとおり」 |
もう3年も前のことですが、僕は鄭茶師に、他のある茶師の言葉を伝えた事があります。 「低発酵のお茶を作る茶師は昔の伝統的なお茶ではなく、品評会の賞ばかりを狙っている」
この時、僕が発酵が高くて焙煎の強い、伝統的な味わいの凍頂烏龍茶を絶賛していたのを鄭茶師ははっきりと覚えていたようです。
|