07春♪ 林茶師を訪れるの巻

(2007.5.台湾・木柵 スタッフ@マエガマ)



いつもの素敵な笑顔で登場★

今回の台湾出張では、 『文山包種茶(ぶんざんほうしゅちゃ)』の名人、林 黄舜茶師にもお会いしてきました〜!

相変わらず、とっても素敵な笑顔で迎えてくれた林茶師ですが、今年の春は新芽が思うように育たず、特に文山包種茶はちょっと手ごわかったそうです・・・。

林茶師「文山包種茶は、茶葉のそのものの旨味が重要だからね、 採った茶葉の中から、良い茶葉だけ厳選する作業がものすごく大変だったよ」


茶葉ひとつひとつを目で見て取り除くなんて・・私には、気が狂いそうでできませんっ!



林さんの奥さん♪(あの張茶師の娘さんです!)
ものすご〜く優しい方なんです!

・・・でも、林茶師はこういうんです。

林茶師「厳しい環境だといって、茶葉のせいにしてはいけない。その時の茶葉の状態をみて、最善の努力をしてこそ、香りの芸術は生まれるんだよ」

林茶師に選ばれた茶葉は、最終的にすごく少なくなってしまったそうですが、林茶師は満足そうな、自信に溢れた笑みを浮かべておりました!


この時ばかりは真剣な面持ちです!

さて、林茶師はものすごく几帳面な方です。

テイスティングする時は、時間も茶葉の量も、キッチリと計って淹れます。
そのキッチリとした性格は、『正宗木柵鉄観音』の命ともいえる、焙煎をする時も同じです。

ただし、一点だけ違うことは、焙煎具合は、時計や計りでは計れないというところ。

林茶師「その日の湿度や気候によっても、焙煎具合は変わってくるからね。この3週間は、茶葉につきっきりなんだよ」

ピピピっとタイマーがなったら焙煎終了!なのではなく、茶葉の表情を観察しながら、林茶師の培ってきた経験でキッチリと計っていく。

そんな林茶師だから、何重にも香りが重なる芸術的な香りができるんだな〜、としみじみ思いました。。。





台湾の新聞記事です↑

〜〜 林さんの台湾事情♪ 〜〜

最近、台湾でも緑茶は「血液中の脂肪や血糖値をさげる」ということで大人気!
林さんの 『台湾碧螺春』も、今年はよ〜く売れたとか!!




↓林さんを支える小道具たち♪

長年愛用されている はかり。
年季が入って、とっても味わいがあります。

林茶師のテイスティングカップ!
茶水の色がわかるように、茶渋なんてついていません!



珍夜特急  〜彩香の買い付け日記〜
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