08年冬、冬茶を仕入れに鄭茶師に会いに行ってまいりました!
「 今年の冬茶の出来はどうだったの? 」
「 何かおもしろいお茶との出会いはっ!?」
などなど気になることはたくさんあったのですが、まず私を驚かせたのは、鄭茶師が、嘉義県
阿里山茶葉 生産合作社 主催の品評会で、【 頭等賞2位(全体の3位)】に輝いたということ!
近年、鄭さんはこの時期、中国 雲南省でのプーアル茶作りに向け忙しいため、品評会にはとんと参加しなくなったのですが、なんでも・・・
鄭茶師 | 「今年の冬茶はかなり良いできだったから、みんなに
この香りを伝えたくてしょうがなかったんだよ! 」 |
ということで、今回は品評会に出品したんだそうです。
その結果、見事「頭等賞2位(第3位)」を受賞!
そんな『阿里山烏龍茶』をテイスティングしている時、鄭茶師はいきなり何やら紙に文字を書き始めました。書かれた、「偽」と「真」。
鄭茶師 | 「07年の日本を代表する漢字は「偽」だったんでしょ?
このお茶は、一口飲んだ後、心の底から『 寧静(=安らかな)』な気持ちになる。これは「真」の態度で向き合ったからこそ生まれた香りだよ。 」 |
その言葉どおり、今年の冬茶は、香りの気質が良く 骨格がしっかりしており、一口飲んだ後に、頭の中がスーッとキレイに整理されます。香りだけではなく、味わいも全く雑感のなく、甘露のような甘みを含んでいて、とても美味しい!
鄭茶師 | 「本当に良いお茶は、
その香りの先に茶畑の自然が見える。 」 |
かつて鄭茶師はそんな事を言っておりました。
この香りに包まれると、本当に、はるか遠くにある阿里山まで見えてしまいそうです!
そんな鄭茶師は4月、プーアル茶作りのために雲南省へ向かいます。
鄭茶師の挑戦はまだまだ続きそうです!