鄭茶師がまたまたやってくれました!

(2008.1.台湾・南投県鹿谷 スタッフ@マエガマ)



↑ 「頭等賞」受賞記念と一緒に♪

08年冬、冬茶を仕入れに鄭茶師に会いに行ってまいりました!

 「 今年の冬茶の出来はどうだったの? 」
 「 何かおもしろいお茶との出会いはっ!?」

などなど気になることはたくさんあったのですが、まず私を驚かせたのは、鄭茶師が、嘉義県 阿里山茶葉 生産合作社 主催の品評会で、【 頭等賞2位(全体の3位)】に輝いたということ!


近年、鄭さんはこの時期、中国 雲南省でのプーアル茶作りに向け忙しいため、品評会にはとんと参加しなくなったのですが、なんでも・・・


鄭茶師「今年の冬茶はかなり良いできだったから、みんなに
 この香りを伝えたくてしょうがなかったんだよ! 」

ということで、今回は品評会に出品したんだそうです。
その結果、見事「頭等賞2位(第3位)」を受賞!

そんな『阿里山烏龍茶』をテイスティングしている時、鄭茶師はいきなり何やら紙に文字を書き始めました。書かれた、「偽」と「真」。

鄭茶師「07年の日本を代表する漢字は「偽」だったんでしょ?
このお茶は、一口飲んだ後、心の底から『 寧静(=安らかな)』な気持ちになる。これは「真」の態度で向き合ったからこそ生まれた香りだよ。 」

その言葉どおり、今年の冬茶は、香りの気質が良く 骨格がしっかりしており、一口飲んだ後に、頭の中がスーッとキレイに整理されます。香りだけではなく、味わいも全く雑感のなく、甘露のような甘みを含んでいて、とても美味しい!

鄭茶師「本当に良いお茶は、
その香りの先に茶畑の自然が見える。 」

かつて鄭茶師はそんな事を言っておりました。
この香りに包まれると、本当に、はるか遠くにある阿里山まで見えてしまいそうです!

そんな鄭茶師は4月、プーアル茶作りのために雲南省へ向かいます。
鄭茶師の挑戦はまだまだ続きそうです!

↑大切なのは「真」の心でお茶を作ること。

鄭茶師のお店には、鄭茶師直筆のラベルが貼られた茶缶が置かれています。初めて見たときは、圧巻されました。まるで、凛とした字で書かれたラベルで茶缶の中のお茶を封印しているようで。
いつかお客様にもこのラベルでお届けしたいな〜、なんて思いました。

そこで!07年の冬茶は、鄭茶師に無理を言ってラベルを書いてもらい、阿里山のお茶を購入されたお客様にプレゼントしました!
それはそれは、まるで鄭茶師の茶葉の香りを表現したような、まっすぐでやさしい字の特別ラベルになりました。



珍夜特急  〜彩香の買い付け日記〜
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