彩香の中では一番新しい茶師、林載辨(りんさいへん)茶師!
この方は、1982年、1992年、2002年に、凍頂烏龍茶の品評会で1位になった凍頂烏龍茶作りの達人なんです!
そんな林茶師の代表茶と言えば、07年の春先にご紹介しました『凍頂金萱茶(とうちょうきんせんちゃ)』。 これが大人気で、お客様から本当にたくさんのご感想をいただきました!
今回の出張で、この感想を林茶師に持っていくと、
林さん: | 「今年の冬茶はもっといい!自信あるよー! じゃ、まずは僕の茶畑に案内するよ!」 |
ということで、連れてこられたのは、彩香の『凍頂金萱茶』が作られているという茶畑! さすがは台湾中部、台中の鹿谷郷にある茶畑です。阿里山や木柵とはまた一味違い、気候も穏やかで、木々もなんだか南国っぽいです♪
この時、冬茶の採茶も終わり、茶樹はちょうど休閑期で花や実をたくさんつけていました。 しかし、その茶葉もよ〜くみると、来春に向けて小さな芽を出し準備をしているんです。(↑画像上)
林さん: | 「葉がギザギザしているのが『金萱種』の特徴なんだよ。そしてこのお茶の実からは上質な油がとれるんだ!」 |
その油は「茶油」といって、中国や台湾では高級食用油として人気があり、オリーブオイルより多くの有効成分を含んでいるんですって!
しかも、茶花の花粉は「花粉団子(ビーポーレン)」という栄養価の高いものにもなります。 これは、ミツバチが花粉を蜜で固め巣に運び帰ったもので、90もの栄養素を含む完璧な食品としてサプリメントとかによく使われるんですって!
こうしてみると、茶樹は、茶葉も実も花も余すところなく使われているんですね〜♪
そんな林茶師は、茶畑を去る際に、
林さん: | 「彩香のお客さんが、僕のお茶を好きだと言ってくれて、本当に嬉しい気持ちでいっぱいだよ。 今年の冬茶も自信がある。自信がない香りなんて、絶対提供しないよ!」 |
と、この茶畑に誓うように言っていました。 そんな自信満々な言葉を聞くと、これからの新茶もとても楽しみですね♪ |