濃黒烏龍茶の産地へ

(2010.8.中国・福建省 建欧 電脳茶師)



建欧の町並み!田舎で、誰もいなかった

濃黒烏龍茶の産地、建欧(けんのう)へ行ってきました!しかし、その道のりは平坦ではありませんでした。

成田空港→アモイ(飛行機)
アモイ→福州(新幹線)
福州→武夷山(飛行機)
武夷山→建欧 (車で3時間)

帰りも寝台列車に乗って帰ったり・・・大変でした。


 


 
 


山が全部水仙の茶畑

だったら、どうして、そんな遠くで 濃黒烏龍茶を作るのか?
それは、お客様のダイエットに貢献出来るように、少しでもポリフェノールが多い烏龍茶をお届けする事に こだわっているからです!!


烏龍茶の中で最もポリフェノールが多い品種が水仙なのですが、この建欧は中国で最も水仙の生産量があるんですね!

左の写真のように、、360度水仙烏龍茶の茶畑が広がります。

 



土の中には、岩と化石
が詰まっています

建欧の土地は、「岩石土壌」で、茶園の土を少し掘ると、左の写真のように、岩石が大量に出てくるんですね。「岩石土壌」は栄養分が豊富なうえ、水捌けもよいため、茶樹は水分確保のために根を下に長く伸ばしていきます。その結果、茶樹は健康で力強い樹木に成長し、ポリフェノールが多くて、美味しいお茶を生産できるようになります。

また、この地は、昔 海底だった為、土の中にたくさんの化石が詰まっていて、栄養分がとても豊富な赤土なんです。お茶に限らず、様々な野菜がとても美味しいと、福建省の中では評判の土地なんです。

このような類稀な土壌の上で育つお茶ですから、ポリフェノールが豊富で、美味しいのです。

 


憧れの提携茶園

しかーーーーーし、今回の出張は、状況確認する為に来たわけではありません。今までは、ポリフェノールの多い烏龍茶を仕入れて、濃黒烏龍茶と名付けていました。でも、これからは、彩香で、生産や製茶を独自管理して、さらにポリフェノールの多い黒烏龍茶を作ろうと思ったんです!

その為に濃黒烏龍茶の専用茶園を持つ事が ミッション。
建欧の中でも、最高の茶園、辰山(たつやま)の一部を濃黒烏龍茶の専用茶園として、取引先から使用権利を頂き、日照、肥料など、他のお茶とは違う環境管理をしながら、お茶を育てたいと考えたんです。
 
この辰山(たつやま)は、標高が1800mもあり、夜と昼の気温の差もあって、ポリフェノールが多くて、美味しいお茶が採れるんです!貴重な辰山(たつやま)の茶園の一部を濃黒烏龍茶の専用茶園にしてもらうには、いくら位、お金がかかるか、見当もつかず、かなり心配だったんですね!

でも、茶園のオーナーは、濃黒烏龍茶が日本で好評なのに、気をよくして、提携茶園の交渉を快諾頂いちゃいました!しかも、「この茶園で作ったお茶を買う事でOK!それ以外に費用は頂かなくても、大丈夫」と言ってくださり、良い条件で引き受けていただけました。

遠い、中国福建省に、彩香が自分達の考えで、環境を整える事が出来る茶園がもてるなんて、夢のようです。



珍夜特急  〜彩香の買い付け日記〜
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