ダージリンの茶畑 |
アリヤ茶園はダージリンの町の近くに位置した茶園です。標高は900~1820mで、平均は大体1500メートルくらいです。
「だったら、結構簡単に行けるのか?」
と思ってしまいますが、実際のところアリヤ茶園への道のりは道も険しく、傾斜がナント60度(!)もあり、ジープでも登っていくのが非常に大変です(はっきり言って日本では道とは言えない道です(ToT))
インドでは「Arya」とは、「相当な」と「最良」という意味を表します。アリヤ茶園の緑茶や希少な紅茶の香りの素晴らしさから、「Arya」という名前が付けられたというわけなんです。
アリヤ茶園の一番の特徴は、特別希少な紅茶を産出する事でしょう。希少なお茶はほとんどの工程が手作業ですから、手間ヒマがかかって値段も高いんです。
例えば、パールティー、ホワイトティー、ウーロン茶、エメラルド茶 (緑茶)、包種茶、などなどです。
もう一つアリヤ茶園の特徴と言えば、完全有機栽培で紅茶を産する事!
アリヤ茶園はスイスにある公的機関の監視の下、2003年3月、有機栽培農園として、証明されているんです。茶園の広さは300エーカー(1エーカーは約60m×60m)以上なのですが、栽培を有機栽培にした事で、90MTの生産量が、
60MTに減ってしまったのだとか・・・。
しかし生産量が減っても、有機栽培にこだわったわけです。
数年前、アリヤ茶園の工場が火事に逢っ
てしまい、4000万円ほどかけて新しい工場を建てたんです。(4000万円というのはインドの物価で考えるとスゴイ金額です(^ー^;)
で、偶然なのか何なのか、その時に植えられた品種改良したクローナル以降のお茶が、今までのダージリンには無いような、「新しい花のような香り」を持つ茶になったのだとか・・・。アリヤが生み出した、新しいタイプの花や果実の香りです!!
ちなみに、このアリヤが生んだ新しいタイプのクローナルやルビーの生産工程は完全に企業秘密とされており、写真も撮らせてくれません。その企業秘密により、アリヤ茶園の新しいクローナルやルビーティーは花や果実を思わせる風味を生み出すのだと、オーナーの方も自慢げです!
今回のクローナルは、接ぎ木して6年だと記憶しております。5年目からお茶の原料として使用する事ができるのですから、去年からお茶になり始めたわけです。クローナルの良さの一つは、その若々しさです。