サングマ茶園にて

(2003.4.インド・ダージリン 電脳茶師)



サングマ茶園
工場長ジャーさん
インドへ来て一週間が経とうとしています。
ダージリンの大自然に囲まれて、生活を続け、不思議な事に眼がよく見えるようになりました。鼻もよく効くようになりました。食べ物もおいしいです。
ダージリンの爽やかな風と、星の声、透明な空気で、心と体から余計なモノが洗い流され取り除かれ、ドンドン身軽に、そして自然に戻っていくような気がする今日この頃です。

雲と踊り、風と遊び、茶畑をさまよう、日本で毎日パソコンに向かってばっかりの自分がドンドン開放されていく。自分の足で立ち、自分の舌で味わい、自分の鼻で感じる・・・・。
大自然は自分を原点へ返してくれるぜぃ!

そんな中でも、最も自然を感じさせてくれた茶園が、サングマ茶園!
ここの特徴は、マネージャーのジャーさんをはじめ、スタッフの方の情熱!製茶の頃はいっつも終業時間は10時くらい。朝もかなり早いです。とにかく妥協の無いお茶を作っていくには時間と労力は惜しまない、というジャーさんの考え方が茶園全体に染み渡っています。
ジャーさん、ゴルゴ13みたいで、マジ渋いっす!






朝方の茶畑は雲にスッポリと隠れ、まるで「天空の城ラ○ュタ」です!まさに天空に茶園あり!おいしいお茶が採れるにはワケがあります。 この雲が天然の日覆いの役目を果たします。そのためアッサムなどとは違い、茶畑には日覆い用の大きな木が無いのです。 この山、全部茶畑です!中国福建省の安渓にそっくりです。ちなみにこの茶畑は、サングマの真向かいのセリンボンという茶園です。ここら辺は茶畑の中心地帯なんですね。

とにかく広いぞサングマ!「落ちたらゴメンネ(T_T)!茶畑の端から端までドライブしよう!」ツアー企画、もうすでに4時間が経過!まだ真ん中まで来てないんだとか。マジ広いっす! あれ、この写真の左側の列の茶畑だけ、葉の数が少ないような気がしませんか?実はこれ、剪定と言って、お茶を休ませためなんですって。by夏休みほしいぞ電脳茶師

サングマの名物コンビ!サブマネージャーのライさんと、カツさん。茶畑から茶園から、じっくりと案内してくれました。ベリーサンクス!自分達のお茶を紹介するのにも労力は惜しまないという感じですね!

今回の訪問でうれしかったのは、サングマ茶園の方の心遣いでした。なんとマネージャーの息子のヨウ君のティーシャツには、「歌舞伎命(^_^;」とプリントされ、かえでの盆栽まで見せてくれました。 サングマの製茶工場です。まるで要塞ですね!4階建てですが、製茶の工程としては4階→3階→2階→1階という順でお茶が降りてきます。4階で摘まれたままの茶葉が1階に来るときには、おいしいティーになっているわけです。

サングマの工場内です!この機械はローリング!お茶をすりつぶしお茶の醗酵を促す機械でございます。「おいしいお茶になれ〜テクマクマヤコン〜♪」とお祈りするとおいしいお茶ができるのだとか。


珍夜特急  〜彩香の買い付け日記〜
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